理事長所信 of (社)おおさき青年会議所HP

社団法人 おおさき青年会議所
2010年度  理 事 長 所 信

理事長 本 郷 輝 朗

「試練」という険しい山を乗り越え、「困難」という深い谷を越え「喜び」は進んでいく。 「情熱」という力のもと「友情」という宝を抱え、「責任」という重い荷物も持ちながら、 我々は「希望」という名の道をともに歩んでいく、「みんなの笑顔」をみるために。

[ はじめに ]

社団法人おおさき青年会議所は、1963年(昭和38年)に古川青年会議所として創立され全国で241番目の青年会議所として誕生しました。2007年、社団法人おおさき青年会議所に名称を変更した後も、創立以来の「明るい豊かな社会を築き上げる」という志のもと、地域に根付いた様々な事業を展開して参りました。その志は現在まで脈々と受け継がれています。我々が様々な事業を展開出来たのも先人から受け継がれてきた不変の志によるものと深く感謝しております。先人の困難をものともせず目標に向かって前進してきた姿、まさに「勇往邁進」の姿勢を規範とし、47年続いた不変の志を本年も絶やすことなく現在と未来に繋いで参ります。

2008年秋のリーマンブラザーズ破綻に端を発する経済不況、2009年にはアメリカ経済を代表する企業であるクライスラー、GMまでもが経営不振に陥っていきました。日本においても世界同時不況による輸出の落ち込みで国内生産が低迷し企業業績が悪化。雇用や賃金へと波及し、消費が冷え込み、その結果、売り上げ不振で業績がさらに悪化し、さらなる雇用人員の削減という“負の連鎖”が現在も続いています。2009年8月の内閣府経済動向予想は「景気は厳しい状況にあるものの、一部に持ち直しや下げ止まりの動きがみられる」と分析しました。在庫調整の進展で生産に底打ち感が出ており、中小企業の業況感や消費者心理にも持ち直しの兆しがみられます。ただ国内外の需要は低調で、雇用も悪化が続いており、本格回復への道のりはなお遠いようです。このように現在私たちを取り巻く環境は、先行き不透明な長引く社会的不況、犯罪の多様化等、様々な問題を抱えております。地域と共に歩み続ける団体としては非常に厳しい現実として受け止めなければなりません。多様化する諸問題に対応し、我々自身がその不変の志を次世代に繋ぐためにも自らが学び、自ら行動を起こさなければなりません。また常に会を発展させることを念頭に、時代の潮流に合わせ、勇気を持った柔軟な進化が必要になります。我々は本年も青年らしい柔軟な発想で「勇往邁進」の決意を胸に、地域のために「考働」して参ります。

[ ひとづくり・まちづくり ]

地域のまちづくりに目を向ければ、ここ数年来「中央集権型社会」から「地域主権型社会」への移行が進み、また「行政主導型」から「市民主導型」へ移り変わりつつあります。真に市民主導で行うまちづくりには、市民の意識変革と、それに伴う自己責任による意思決定と行動が不可欠です。そのためには地域の人々に向けて情報を発信していく必要があると考えます。まちづくりを市民参加型から市民参画型に広げていくにより、地域の人々が自分たちの地域に対し、さらに愛着を深め、誇りを持てるような市民参画型まちづくり運動を展開していけるのです。そして、我々は一方的に発信するだけではなく地域の人々が何を求めているのか、どのようなまちを望んでいるのか、人々からの声を聞き共にまちづくりを行うことが必要です。共に市民・行政・各種団体が協働し、理想を思い描くだけでなく、実現に向けて具体的な活動を行っていくのです。我々JCは今まで行ってきた事業を通してのネットワークを活かし、行政や各種団体、市民の皆さんと協力し合い、市民主体の協働運動を考えて参ります。
現在、地域にはNPO団体や市民団体が数多く存在しています、一つの団体では行うことが困難なことも、より多くの団体と協力し、行政や市民との協働運動を推進させることにより「JCゆえに出来ること」「JCがやらなければならないこと」を考働して参りましょう。
明るい豊かなまちづくりを実現するための活動は、地域に住む人たちとの協働運動であり、そこに携わる人たちは、その協働運動の中で人としての絆を再確認し、その絆を深めることとなります。その運動は、社会を共に形成しながら生きていくことへの尊さや、人を大切にすることの重要性を認識し、地域に愛着を持つことに繋がっていくのです。
それには、人と人が交流しお互いの理解を深め強く結束する必要があります。
この地域を今以上に輝かせるためには、まずは我々が輝かなければなりません。共に考え、共に行動し、共に汗を流すことで絆は深まり、さらに輝きを増すことでしょう。
この輝きは、私たちの周り、すなわち地域に影響を与え、まちづくり運動の大きな力となるでしょう。また、我々を支えてくれる家族や先輩、運動を理解してくれる地域の方々と、交流の輪を広げていくことは、我々の視野を広げてくれるはずです。それとともに、各地域の人々が自らの住む地域の発展を真剣に考えるなら、指導的広い視野を持った人材育成が必須であります。我々の世代だけではなく幅広い年代の出来るだけ多くの人材育成を行って参りましょう。
そのためには、我々、社団法人おおさき青年会議所メンバーは、まちづくりのリーダーとして地域から信頼される青年経済人でなければなりません。明るい豊かな社会の実現こそが青年会議所の不変の志です。「みんなの笑顔」をみるために、己を信じ、仲間を信じる心を持ち、一丸となって「ひとづくり」「まちづくり」に取り組んで参りましょう。


[ 会員拡大 ]

近年、全国的に青年会議所メンバーの会員数は減少の一途をたどり深刻的な問題になってきています。それには経済状況・価値観の多様化など、様々な時代の変化が原因として考えられます。社団法人おおさき青年会議所も例外ではありません。今後このまま新しい会員が増えなければ3年後、4年後には現在の会員数の約半分以下のメンバーで活動しなければならなくなります。人員の減少が事業の質の低下ではありませんが、現在行っている事業の縮小は否めなくなります。社団法人おおさき青年会議所には無限の可能性が秘められているはずです。それを具体的な成果に結びつけられるのはメンバー一人ひとりの力です。
組織を発展させるためには全メンバーで会員拡大に積極的に取り組み、先人から脈々と受け継がれている志を次の世代に継承し、地域のため、人のために、共に考働していける同志を探していきましょう。

[ 公益社団法人 ]

2010年度は、2008年度末に施行された新公益法人制度改革法を踏まえ、それを社団法人おおさき青年会議所が取得に対する本格的なスタートを切る年となります。この大きな組織改革の機会を迎えるにあたり、我々は常に「明るい豊かな社会を築く」という、先人から受け継がれてきた不変の志を忘れてはなりません。「公益社団法人格の取得」は現在の社団法人おおさき青年会議所の力をもってすれば実現できることでしょう。 この制度改革において大切な事は、目的を理解し、向き合うことです。地域における組織の未来像を明確なビジョンとして会員同士が共有する事に他ならないのです。そして、現在の経済状況・地域環境を反映させた事業を率先して行うことが社団法人おおさき青年会議所の存在価値だと考えます。まさに「JCゆえに出来ること」「JCがやらなければならないこと」を考働していきましょう。
若き力を結集し、「時代の先駆け」としての気概を持ち、地域社会の期待に応えられる新たな組織の在り方を共に創造していきましょう。

[ 向上心 ]

JCに入会した理由は各人多少の違いはあるのでしょうが、己の資質の向上という思いを、誰しもが持って入会したのではないでしょうか。では、その思いは達成できているでしょうか。JCは、会員すべてにチャンスを与えてくれます。しかし、そのチャンスに向き合うかどうかは自分自身の問題になってきます。資質の向上は、決して誰かに与えられるのではなく、自分自身が積極的に考働することにより、その考働こそが、会員の心に育まれていくものと考えます。

我々は青年経済人として、個人として貴重な時間を使って活動しているのです。だからこそ40歳までの時間を有意義に、時間のつくり方なども勉強しながら取り組んでいきましょう。「まず、参加する」このスタンスが重要なのです。
また、思いを単なる思いだけで終わらせてしまうのはやめましょう。思いを現実に変えるために努力することに価値を見出してください。今こそ、自分自身で考え行動しましょう。失敗を恐れず、積極的に行動し、己の思いを実現させましょう。それが、結果として個人だけでなく会の力の向上にも繋がるのです。

[ 結びに ]

メンバーのほとんどが、この「おおさき」を生活の地としここに根を張り生きて行こうと決意し、この地に骨をうずめる覚悟をしているはずです。であるならば、我々の愛すべきこの地域をどうしたいのか、現在の私たち、そして何より、未来の子どもたちのためにどうすれば「おおさき」がよくなるのかを考え、思い描いた理想を現実へと導く様に考働して参りましょう。
本年、私は社団法人おおさき青年会議所第48代理事長として、会のため、地域のため、次代への架け橋となるべく、勇往邁進、全力で責務を全うする覚悟です。

2010年度スローガン

勇往邁進
~みんなの笑顔をみるために~